真言宗豊山派 紫雲山 常楽寺

常楽寺について

常楽寺
  真言宗豊山派の寺で明治に入り、旧宝泉村大字上田島の3ヶ寺が合寺して『紫雲山阿弥陀院常楽寺』として、現在の地に移り今日に至ります。


  合寺以前の各寺院は、長く無住の時代が続きましたが、新田氏一族の岩松経国に始まる「田島氏」の氏寺としてひろい寺域がありました、旧常楽寺の墓地には、県内最古の年号「暦應四年」の宝篋印塔や、鎌倉時代の様式・特徴を持つ見事な墓石群が並んでおり、寺の歴史を物語っています。


  御本尊は、十一面観世音菩薩様で、内陣奥に安置されている立像は、室町時代にさかのぼる古い立派なもので、直接参拝することは出来ませんが、普段は正面の十一面観世音菩薩座像が、私達の願いを聞き届けて下さっています。


  境内には、錦鯉の泳ぐ心池や『睡蓮』『古代蓮』の咲く池があり、この二つの池や高台に建つ太子堂を中心に四季折々の花が見られます。 特に、彼岸花は、古くから境内一面に自生して、華麗な群落美で人々の目を引き、秋の常楽寺を彩ってきました。
合掌